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γ-GTPとは?高い数値で見られる症状と正常値に下げる方法

健康診断で「お酒の飲み過ぎだよ!」と言われた人は肝機能値のγ-GTPが高くありませんか?γ-GTPの数値が高いと何がいけないのか、下げるために必要な断酒期間や効果的な肝臓サプリなど、高めのγ-GTPと付き合う時の知識をまとめました。

肝臓の数値の1つ、γ-GTPは何を表す?お酒との関係と数値が高い場合の対処法

お酒好きの人が健康診断で引っかかりがちなのが、γ-GTPという肝機能の値です。

例外もありますが、γ-GTPはアルコールの飲み過ぎや肝臓周辺のトラブルで数値が上がるので、高すぎる人はお酒を控えるのが鉄則と言われている項目なんですね。

ここではγ-GTPが高いと何がいけないのか、γ-GTPを下げるにはどれくらいお酒を控えれば良いのか、γ-GTPを安定させるサプリメントなど、気になるγ-GTPの情報をまとめました。

そもそもγ-GTPって何を表す数値なの?

健康診断の血液検査項目のひとつがγ-GTPです。読み方はガンマジーティーピーといって、肝臓やその周辺の健康をチェックするために調べる項目になります。その数字から読み取れる事を説明しますね。

γ-GTPが高いのはお酒の飲み過ぎや肝臓周辺のトラブルかも

γ-GTP自体はたんぱく質を分解する酵素の一種で、ガンマグルタミルトランスペプチダーゼというのが本当の名前です。

腸でたんぱく質や脂肪を分解する消化液の胆汁に含まれる酵素で、お酒を飲みすぎるとγ-GTPの生成が活発になったり、胆汁を運ぶ管が詰まると胆汁のγ-GTPが血液中に漏れ出して数値が上がります。

では、どのくらいの数値だと危ないのか、γ-GTP値の読み方についても説明しますね。

γ-GTPの数値で危険度をチェック

γ-GTPはどのくらい高いと問題なのでしょうか。検査する病院によって基準は少し異なりますが、ここでは日本人間ドック学会の基準を紹介したいと思います。

γ-GTPの数値(IU)判定判定の意味
50以下異常なし健康とされる範囲なので問題ありません
51〜80軽度異常日常生活に差し支えは無いが注意は必要
81〜100要経過観察
生活改善
医師が経過を観察する必要がある状態
101以上要治療医師による治療が必要なので病院へ
要精検何らかの詳しい検査が必要なので病院へ
要再検査もう一度検査が必要なので病院へ
この判定が出ても病気とは限らないので注意

参考:2015年日本総合健診学会誌 肝機能検査、肝障害について

γ-GTP100以上なら治療や精密検査を

いわゆる健康診断で引っかかる、というのはγ-GTP50以上の場合を指します。

ただし、γ-GTP80以下なら「ちょっと高いから、気をつけて下げて下さいね」というお知らせなので、お酒を控えたり、後で紹介しますが肝臓に良いサプリメントを摂取するのもおすすめです。

γ-GTP80を越えた場合も「数値が高くて心配なので、次の健康診断までに下げる努力しましょう」という範囲なので、やはり肝臓をケアする努力をして様子を見ればOKですね。

問題は、γ-GTP100を越えた場合です。肝臓か胆汁の分泌に異常が起きている可能性があるので、必ず病院で検査と治療を受けましょう。健康診断の結果でも「病院へ」と書かれているはずです。

一時的にγ-GTPが高かっただけの可能性も?

他にも、γ-GTPの項目で再検査という結果が出て「病気になった?」と心配する人も多いですが、これは数値が一時的に高かったかも知れない場合など、もう一度調べたい時の結果になります。

再検査と出ただけでは病気とは言えないので、すみやかに再検査を受けて数値を確認しましょう。

γ-GTPの値が高くなる3つの原因

γ-GTPの見方がわかったところで、どうして数値が上がってしまうのか気になりますよね。最初でも少し触れましたが、アルコールや肝臓周辺のトラブルが原因の場合が多いんです。

  • アルコールなどで肝臓が傷んでいる
  • 胆汁の分泌がうまくいってない状態
  • 生まれつきや医薬品の影響など

アルコールでγ-GTPの生成が促される他にも、肝臓や胆管、胆嚢の病気が原因で消化液の胆汁がうまく流れない、分泌されない時も数値が上がるんですね。

他にも、代々数値が高い家族性高γ-GTP血症の人や、てんかんの薬を飲んでいると高くなる事もあります。

γ-GTP値によって心配される病気

しかし、こんなに可能性があると「自分はどこが悪いのかわからない」と思ってしまいますよね。お医者さんは他の検査結果と組み合わせて病気を推測し、追加で検査を行う事で何の病気か判断します。

なのであくまで目安ですが、γ-GTPの数値で推測される病気を紹介したいと思います。

γ-GTPが上昇する病気や医薬品など参考γ-GTP値(IU)
アルコール性肝障害50〜1,500
胆汁うっ滞100〜1,000
胆管細胞がん100〜1,000
転移性肝がん50〜1,000
副腎皮質ホルモンの投与50〜1,000
抗てんかん薬の投与50〜1,000
原発性胆汁性肝硬変100〜600
幹細胞がん50〜500
慢性肝炎・肝硬変30〜300
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)30〜300
家族性高γ-GTP血症100〜3,000

参考:2014年ドクターサロン58巻5月号 東京慈恵会医科大学 γGTPの上昇

アルコールなどで起きる肝炎などでγ-GTPが上昇

アルコールが原因の肝炎だけでなく、肝硬変やがん、脂肪肝などが原因で起こる非アルコール性脂肪性肝炎でもγ-GTPは上昇します。

また、肝炎などで肝臓が傷んでいる場合はAST(GOT)とALT(GPT)も一緒に上昇する傾向があるので、併せてチェックしたいですね。AST(GOT)とALT(GPT)も50IU/L以上なら注意したい数値です。

肝炎は放置すると肝硬変やがんへ進行する場合もありますので、健康診断で要精密検査、要治療とされたらすぐに病院へ行って治療しましょう。軽いものならお薬を飲む治療で症状を抑える事ができます。

胆汁分泌の異常だと大手術になる事も

また、胆汁が詰まったりうまく分泌されない胆汁うっ滞という病気になると、胆汁になるはずのγ-GTPが血液中に流れ出して数値が上がるので要注意です。

同じく溢れた胆汁の色素ビリルビンが皮膚や目の色を黄色く変える黄疸も起こりますし、胆汁の材料になるコレステロール値も上昇する傾向があります。

ただ、何が原因で胆汁の分泌ができないのかは血液検査だけではわかりません。超音波検査、いわゆるエコーやCT検査で内臓がどうなっているのかチェックしてはじめて病気を特定できるんですね。

発見が早いと腹腔鏡下手術、いわゆる内視鏡での手術や、体外から衝撃波を当てる事で胆石などの邪魔な異物を破壊する事ができますので、早めに病院でエコー検査を受けましょう。

発見が遅れるとお腹にメスを入れる開腹手術になりますので、早めの発見が何より大切です。

γ-GTPが高すぎる時は必ず病院へ行こう

簡単に紹介しましたが、γ-GTPが上昇する時はだいたい肝臓や胆嚢や胆管などのピンチです。とにかく早く、ドクターの診察と検査を受けるようにして下さいね。

しかし、もうすでにお医者さんに診てもらった人もいるかと思います。「あなた、お酒の飲み過ぎだから控えないとダメですよ!」と注意された人もいるのではないでしょうか。

次は、どのくらいお酒を控えたらγ-GTPが安定するのか、説明したいと思います。

どれくらい禁酒や断酒すればγ-GTPは下がるの?

病院でお酒を控えるように言われても、断酒したらどのくらいγ-GTPが下がるのかわかりませんよね。具体的なお酒を控える方法を紹介します。

断酒でγ-GTPを下げるのに大事な3つのポイント

肝臓の能力には個人差があり、一概にこれだけ禁酒すればここまで下がるとは言えません。しかし、どんな人にも効果的なのが、まず2週間の断酒なんですね。

  • まずは健康診断前に2週間断酒して数値が下がる事を実感する
  • 効果があるなら断酒を継続、数値が安定したら節酒でもOK
  • お酒が我慢できない、2日目でイライラや震えが出たら依存症かも

おおよそ、2週間断酒すれば数値が安定する人が多いので、まずは健康診断の前2週間お酒を飲まずに過ごしてみる事からスタートしましょう。

順調に数値が下がったのならそのまま断酒を続けるのが理想ですし、理想的な数値まで下がったなら少しお酒を飲んでも良いでしょう。ただし、こまめにγ-GTPを調べて注意しつつ、量はしっかり控えるべきです。

断酒が無理な人はアルコール依存症の可能性も

そして、1番怖いのが2週間の断酒がどうしても我慢できない、断酒2日くらいで震えや汗、イライラ、などが出た場合です。その場合はアルコール依存症を疑われます。

特に震えや汗、吐き気、幻聴や幻覚などの離脱症状、いわゆる禁断症状が出た場合は、専門医に相談してアルコール依存症の治療が必要な可能性が高いです。

専門医がどこにいるのかわからない時は、地域の精神保健福祉センターや保健所で相談に乗ってもらえますので、勇気を出して行ってみましょう。肝臓の健康の前に、依存症をしっかり治療したいですね。

γ-GTPが高すぎる時は原則お酒はNG!

よく「γ-GTPが高いんだけど、どのくらいならお酒を飲んでも良いの?」という話題にもなりますが、γ-GTPが高いならお酒は原則NGです。

節酒しながら飲むのは、γ-GTPを下げてからにしましょう。とにかく最初の2週間、1滴もお酒を飲まずにいられるかが運命の分かれ道です。まずは2週間の断酒、これがγ-GTPを安定させる鉄則と覚えましょう。

ウコンのサプリでγ-GTPが下がった臨床試験結果も

断酒の覚悟はした!でも、本当にγ-GTPが下がるのか心配、という人もいますよね。そんな時のために、断酒と一緒にサプリメントを摂取して断酒の効果を高めましょう。

ウコンことクルクミンのサプリでγ-GTPが15%も低下

γ-GTPの安定におすすめなのが、クルクミンという成分です。いわゆるウコンの成分ですね。

ウコンのパワーは臨床試験でも効果が検証されていて、1ヶ月間クルクミン製剤を朝夕90mg摂取した結果、15%もγ-GTPが下がったんです。

肝機能をケアするのでクルクミンのサプリは肝臓サプリとも呼ばれ、最近はコンビニなどでも売られるようになりました。今なら良質なウコンのサプリがネットですぐに買える時代なのも嬉しいですね。

ぜひ断酒しながら2週間、できれば全身の細胞が入れ替わる3ヶ月くらい、ウコンの肝臓サプリを試してみて下さい。きっと数値が変わるはずですよ。

参考:2012年 日本抗加齢医学会 機能性食品クルクミンの臨床応用の可能性

断酒とサプリでγ-GTPをしっかり下げよう

γ-GTPは数値が高いまま放置すると深刻な病気につながります。アルコールが原因だと指摘された場合はとにかく2週間は断酒を、ウコンのサプリメントも追加してγ-GTPを下げましょう。

また、2週間の断酒ができない人はアルコール依存症の可能性があります。「お酒をやめてみたら体調が変」と感じる人は、1度専門のドクターに相談するのが回復への近道ですよ。

肝臓は病気になっても痛みが少ない沈黙の臓器です。γ-GTPなど血液検査の数値が病気発見の手がかりになりますので、数値はしっかりと管理して、必要ならお医者さんの治療を必ず受けましょう。

 

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